フィナンシェ(FiNANCiE)で買ったトークンを持ち続けて一定条件を満たすと報酬が発生します。これをコミュニティトークンホールドと言います1。
ここではコミュニティトークンホールドに関して以下のことを書いています。
- どうやって報酬を手にする?
- 何が報酬としてもらえる?
- 報酬を受け取るための条件は?
- 実際にコミュニティトークンホールドをやってみた
といったことをまとめます。フィナンシェ自体は2022年には登録してたんですが、コミュニティトークンホールドの機能はその当時はなかったように思います(知らなかっただけの可能性はあります)。
フィナンシェのコミュニティトークンホールドの報酬はFNTCという仮想通貨
報酬はフィナンシェ自体が発行しているFNTCというトークン(仮想通貨)です。仮想通貨なので、後述するとおり受け取りにはウォレット必要になります。
FNTCは仮想通貨なので資産価値はあり、売買可能です。FNTCをどう活用して収益化するかは次の項目で触れます。
仮想通貨取引所のようにわざわざウォレットを用意しなくても受け取れれば楽だとは思いますが、そうなるとカストディ業務になってしまい、暗号資産交換業に該当してしまうものと思います。法的にいろいろと大変になると思うので、今後もおそらくは自分でウォレットを用意するしかなさそうに思います。
ちなみにFNCTの価格推移はこちらのとおりです(2023年5月のIEOから2023年3月まで)。1FNCT=0.7円くらいですね。

受け取ったFNCTをどうする? 3つの選択肢
フィナンシェのコミュニティトークンホールドで得たFNCTトークン。資産価値のあるトークンなので、そのまま持ち続けてもいいんですが、どうせなら有効活用するか日本円にして収益化したいと考える人もいるはず。
ではどうすればいいか? 主に次の3つの活用法があります。
- 売る
- FNCTでコミュニティトークンを買う
- FNCTをステーキングする
FNTCの活用1:売る
「売る」だと活用もなにもないんですが、FNCTは仮想通貨取引所に上場している仮想通貨なので、そこで売買ができます。ほかにもDEXで取引できるところもあると思います。
現状、日本の仮想通貨取引所でFNTCの取り扱いがあるのはCoincheckとOKCoin Japanの2つです。
FNTCの活用2:コミュニティトークンを買う
フィナンシェのコミュニティトークンはFNTCでも買えます。厳密にはFNCTでフィナンシェポイントを買ってそれでコミュニティトークンを買う形になります。FNTCでフィナンシェのポイントを買う場合、クレジットカードで買うよりも手数料が少し安くすみます。
より詳しい内容はこちら。

FNTCの活用3:ステーキングする
FNTCもコミュニティトークンホールドと同じように一定期間ホールドすることで報酬を得ることができます(=ステーキング)。なので、FNTCは売らずに持っておくだけでも報酬を得られる機会があるわけです。
コミュニティトークンホールドでFNTCを受け取る、それをステーキングしてさらにFNTCを受け取るということが可能になっています。そこまで大きな利回りにはならないと思いますが、トークンを持っているだけで収益につなげることができるというのは知っておいていいと思います(手続きは必要なので厳密には持っているだけとは言えませんが)。
コミュニティトークンホールドで報酬を得るための3つの条件と2つの準備
コミュニティトークンホールドで報酬を得るには、次の3つの条件があります。
- 初回販売から3か月以上経過している
- トークンを保有したうえで「ホールド」という状態に手動で設定する
- そのコミュニティがアクティブコミュニティの上位50%に入る
また、次の2つも押さえておく必要があります。
- フィナンシェアプリではなくウェブから操作する
- 報酬を受け取るためのウォレットをフィナンシェと連携する
以下、詳しくみていきます。
初回販売から3か月以上経過している
トークンの初回販売から3か月以上経過しないとコミュニティトークンホールドはできません。
※ 各トークン(CT)は、初回ファンディング終了から3ヶ月以上経過するとホールド対象になります。
4-6-1 コミュニティトークンホールド(CTH)を行う方法を教えてください
トークンを保有した上で「ホールド」状態に手動で設定する

今のところフィナンシェのアプリではコミュニティトークンホールドはできません。SafariやChromeなどのWebブラウザでフィナンシェにログインする必要があります。
Webブラウザからフィナンシェにログインしてコミュニティのページを開くと上記のような画面が表示されます。コミュニティトークンホールドができるコミュニティの場合は、「コミュニティトークンホールド」というところから手続きを進められます。このときウォレットの連携も必要になります。
そのコミュニティがアクティブコミュニティの上位50%に入る
次の4つの要素を考慮してランキングが決まります。順位が上になればなるほど得られるFNCTトークンの量は大きくなります(4-6-4 アクティブコミュニティランキングとはより)。
- コミュニティトークン(CT)単価の上昇率と出来高
- コミュニティのサポーターの増加率
- トークン投票の実施回数、参加人数
- リワード及びプレミアムリワードのイベント実施回数、参加人数
1と2の単価の上昇率やサポーターの増加率は一気に増えたところは有利になりそうですが、ある程度成熟してくると不利になりそうではあります。
といってもフィナンシェのユーザー数がとんでもない数にならない限り人気のあるところはずっと人気がありそうな気はしますが。
3と4はコミュニティの活動が活発かどうかにかかってくるでしょうね。
コミュニティトークンホールドで報酬を得るために必要な準備
コミュニティトークンホールドで得られるトークンは仮想通貨のFNTCです。仮想通貨を受け取るにはウォレットが必要になりますので、まだウォレットを用意していない人は用意しておきましょう(メタマスクがお勧め)。ブロックチェーンはポリゴンになります。
そして、ウォレットをフィナンシェと連携させる必要があります。ウォレットと連携すればOKなので、これは難しくないと思います。
実際にコミュニティトークンホールドをやってみた

ということで、実際にコミュニティトークンホールドをやってみました。國光DAOに入ったらトークンが配布されていまして(すみません、当時はまったくフィナンシェについて分かっておらず放置してたので気づいてませんでした……)、それをホールドしてみました。

國光DAOは現時点でコミュニティ全体で3位に位置しているので、いきなり上位50%から落ちることはあり得ないと思います(=コミュニティトークンホールドで報酬を得る資格は維持されるはず)。少ない額ですが、どのくらいになるか楽しみです。月単位で払われるようです。
まとめ
ということでフィナンシェのコミュニティトークンホールドについてまとめると以下のとおりです。
- コミュニティトークンを持っているだけで報酬が発生し得る(手続きは必要)
- コミュニティトークンホールドはトークンの初期販売から3か月経過しないとできない
- コミュニティトークンホールドでもらえる報酬はFNTCという仮想通貨
- FNTC自体もコミュニティトークンホールドのような機能があり持っているだけで報酬が得られる(手続きは必要)
- コミュニティトークンホールドでFNTCを受け取るためにはウォレットの連携が必要
- フィナンシェのnoteには「コミュニティトークンホールディング」とあり、フィナンシェのサポートサイトには「コミュニティトークンホールド」とあり、表記揺れがあります。さすがに意味は同じだと思うのでここではサポートサイトの言い回しで進めます ↩︎
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