フィナンシェにてトークンの売買をする上での注意点をフィナンシェの手数料とともにまとめました。
- トークンを買いたくても買えない(売りたくても売れない)場合がある
- 入金から出金までの全手数料
- トークン売ったのに出金できない!?
とならないように押さえておくといい内容をまとめています。
手数料の関しては先にまとめておくと以下の4つになります。
- ポイント購入手数料(決済方法により変動)
- トークン購入手数料(10%)
- トークン売却手数料(10%)
- トークン売却後の振込手数料(540円)
トークン購入時の手数料は注意が必要なので、詳細は以下の買うときの注意点のところを見てください。
また、振込手数料はヘルプには見当たらないんですが、実際に売却したら540円取られましたので、540円としています。金額や銀行によって変わる可能性はあります。
フィナンシェ(FiNANCiE)のトークン購入で使うポイントとは?

まず前提としてトークンを買う場合は、日本円ではなくポイントが必須になります。ポイントがないとトークンは買えません。手間ではあるんですが、一旦、ポイントを買ってそのポイントを使ってトークンを買うことになります。
フィナンシェのポイントはクレジットカードでも買えるので、必要になったらすぐに手に入れることはできます。
ポイントに関する注意点は以下の3点かと思います。
- ポイント購入時に手数料がかかる
- ポイントは直接は換金できない
- ポイントには180日の有効期限がある
より詳しい内容はこちらをどうぞ。

フィナンシェ(FiNANCiE)でトークンを買うときの注意点
先ほども書きましたが、トークンの購入はフィナンシェのポイントが必要になります。
それについてはここで触れる必要はないと思いますので、その他の注意点として、ここでは以下についてまとめます。
- 買うときの手数料に注意
- 集中して買えないときの対策
- ストップ高とストップ高の解消
- ストップ高でなくても購入上限がある場合も
- ロックアップ解除で暴落するかも
以下、それぞれについて深掘りしていきます。
トークンを買うときの手数料に注意
トークンの売買は10%の手数料がかかります。売るときは直感的に分かるので問題なと思います。
ですが、買うときはトークン価格からパッと必要なポイントの額が分かりにくいので注意したいところです(前提として「1ポイント=1円」です)。
結論からいうと、トークン価格を0.9で割って小数以下を繰り上げれば購入に必要なポイント額が計算できます。
例えば、トークン価格が100円なら、112ポイント必要になり、トークン価格が200円なら223ポイント必要です。
手数料はトークン価格の10%ではなく、ポイントの10%なんですね。トークンを買うには手数料を引いた後のポイントの額がトークン価格を上回っている必要があります。
以下に例を出します。

例えば、上の画像だと、1トークンの価格が649.4596円となっています。
じゃあ買うときの手数料は約65円分なのかというと、そうではないんですね。
画像を見ると分かりますが、721ポイントで買おうとしているのに1トークンも買えません。約65円分が手数料だとしたらトークン価格を650円としても715ポイント(=650+65)あれば買えそうですが、買えないわけです。
722ポイントにするとようやく1トークン買えるようになります。722ポイントの10%である72.2円分が手数料になるんですね。722から72.2を引くと649.8になります。これであれば、価格以上の額が残ることになるので1トークン買えます。
721円で買おうとした場合、721-72.1は648.9となり現在のトークン価格に届きません。なので、上記の画像ではトークンのところが0のままで買えないということになります。
注文が集中して買えないときの対策
注目プロジェクトの場合、初期販売の価格にもよりますが、初期トークン販売で早押し合戦になることがあります。NFTだとAL(アローリスト)を配布することである程度は早押しは緩和できます。ですが、フィナンシェには今のところAL機能はありませんので、現状は張り付くしかないので運ですね……。
2024年3月からフィナンシェにもAL機能が追加となります。「世界に広げるメタバース麻雀プロジェクト」の初期トークン販売から稼働するとのこと。
初期トークン販売が終わってマーケットから買えるようになった瞬間も注文が集中します。このタイミングもアナウンスされないことが多いので、フィナンシェに張り付くしかありません。
CNGはまったくそのアナウンスされず、たまたま見つけた人がごっそり買ってストップ高になりました。CGPもアナウンスなしで、突如始まりすぐにストップ高といった形で瞬殺でした。
人気のあるプロジェクトの場合、初期トークン販売後にストップ高になった後は、日付が変わると同時にストップ高が解消されるので、24時にアクセスが集中します。
いずれも確実に買える方法はなく、運の要素が強いと思います。ただ、マーケットから買うとき少額にすることで価格変動が抑えられるので、注文が通りやすくなることはあります。

上の売買履歴の画像を見ると、90円の購入(=100ポイントで購入し10ポイントが手数料で引かれている)が多いのが分かります。
※取引履歴が表示される領域はかなり狭いのでいくつかスクリーンショットした画像をつなげて見やすくしています。
トークンを買えたはずが買えてなかった!?

注文が集中しているときに、たまに上記の画像左のような案内が出ます。買えた! と思って喜ぶのはまだ早くて、少し時間が経つと別途、案内が来て買えたかどうかが判明します。上の画面だと失敗していて買えなかったことになります。
アプリのアップデートで表示は変わるかもしれませんが、ちゃんと買えたかどうかは通知を確認したり、トークンの保有数を確認したりしないと分かりません。
ストップ高とストップ高の解消

フィナンシェにも株と同様にストップ高があります。1日でトークン価格が前日の終値の+200%、つまり3倍の価格になると買えなくなります。
ストップ高は次のどちらかで解消されます。
- 誰かがトークンを売って価格が下がる
- 日付が変わる
誰かが一定数のトークンを売れば、その分、トークン価格は下がります。もし、+200%未満の価格になれば買えるようになります。
日付が変わると、前日の終値が更新されますので、また買えるようになります。
なので、もし仮にトークン価格1円スタートでストップ高が続くと、翌日は3円まで、さらに翌日は9円まで、その次は27円まで、という形で3倍ずつ上限が決まっていきます。
ストップ高でなくても購入上限がある場合も

初期トークン販売から1週間は1回の取引に上限が設けられていて、10,000円相当までしか買えません(CNGの初期トークン販売時にはなかったように思うので、後から追加された?)。
先ほどの画像をこちらにも載せていますが、「2/19まで1取引あたり上限10,000pt」とあります。
あくまで1回の取引なので、2回、3回と分ければもっと買えます。
【追記 2024.03.01】
2024年3月1日に、3月6日からマーケットプレイスのオープン日を含む5日間は、売買1取引あたり1,000円が上限に変更されると、フィナンシェアプリ内で案内がありました。

ロックアップ解除で暴落するかも
次の売るときの注意でも触れますが、初期トークン販売後は、トークンの売却制限がかかります。
■ 売却制限詳細
<サポーター募集で獲得したトークン(CT)>
受け取り直後:購入トークン(CT)の25%が売却可能
90日後:購入トークン(CT)の25%が(合計50%)追加で売却可能
180日後:購入トークン(CT)の25%が(合計75%)追加で売却可能
270日後:購入トークン(CT)の25%が(合計100%)追加で売却可能
フィナンシェのヘルプサイト「2-4-4 オーナーによるサポーター募集終了後にマーケットプレイスでトークン(CT)を売買する」より引用
なので、初期トークン販売が終わってから節目の時期になると、売る人が増えて暴落する可能性があります。
初期トークン販売からどんどん値段が上がっているのを見て焦って買ってしまうと、高値づかみしてしまうこともあり得ますので要注意です。
一方、将来の価格がどうなるかは誰も分かりませんが、買うという観点からはそのときがチャンスと考えることはできると思います。
FiNANCiE(フィナンシェ)でトークンを売るときの注意点
フィナンシェでトークンを売るときにも注意点があります。売るときの手数料は特筆すべきことはないですが、一応載せています。
- 売るときの手数料
- 初期トークン販売で買ったトークンは売れない期間がある(ロックアップ)
- ストップ安
- ストップ安でなくても売却上限がある場合も
- トークン売却後、出金されずポイントに強制変換されるかも
- トークン売却後の出金時にかかる振込手数料
以下、より詳しくみていきます。
トークンを売るときの手数料

トークン価格の10%が手数料になるので、買うときと違って分かりやすいと思います。
初期トークン販売で買ったトークンは売れない期間がある(ロックアップ)
買うときの注意点にも書きましたが、そのプロジェクトがトークンを売り出すときに買った場合(初期トークン販売)、トークンの売却に制限がかかります(ロックアップ)。支援していきなり売るということはできないわけです。
■ 売却制限詳細
<サポーター募集で獲得したトークン(CT)>
受け取り直後:購入トークン(CT)の25%が売却可能
90日後:購入トークン(CT)の25%が(合計50%)追加で売却可能
180日後:購入トークン(CT)の25%が(合計75%)追加で売却可能
270日後:購入トークン(CT)の25%が(合計100%)追加で売却可能
※フィナンシェのヘルプサイト「2-4-4 オーナーによるサポーター募集終了後にマーケットプレイスでトークン(CT)を売買する」より引用
あくまで、初期トークン販売で買ったトークンに関しての制限です。なので、初期トークン販売が終わった後にマーケットで買ったトークンはロックアップはありません。
この売却制限をあらかじめ把握しておかないと、売りたくても売れない……ということになりかねないので注意です。
ストップ安とストップ安の解消
ストップ高は+200%(3倍の価格)でしたが、ストップ安は-50%(半分の価格)です。ストップ安の解消はストップ高と同様に以下のとおりです。
- 誰かがトークンを買って価格が上がる
- 日付が変わる
ストップ安でなくても売却上限がある場合も
こちらも買うときと同じように初期トークン販売から1週間は1回の取引に上限が設けられていて、10,000円相当までしか売れません。
同じく、あくまで1回の取引なので、2回、3回と分ければもっと売れます。
トークン売却後、出金されずポイントに強制変換されるかも
トークンを売った後の動きもあらかじめ把握しておきましょう。押さえるべきポイントはこちら。
- トークン売却後の売上が自動的にポイントになることがある
- 売上は毎月決まった日に自動で銀行口座に出金される
- 売上でポイントを買うときは明示的に操作する必要がある
FiNANCiフィナンシェEヘルプを見ると次のように書かれています。
売上金残高が1,000円以上の場合は、以下のスケジュールにて登録銀行口座へ出金処理が開始されます。
- 1日から10日の売上金残高→月末に出金処理開始
- 11日から20日の売上金残高→翌月10日出金処理開始
- 21日から末日の売上金残高→翌月20日出金処理開始
※フィナンシェのヘルプサイト「2-4-5 保有トークン(CT)を売上金に変換し出金する」より引用
以下の場合、売上金は自動的にフィナンシェポイントに変換されます。
- 売上金残高が1,000円未満の場合
- 入金用口座を登録していない場合
- 登録した口座情報に誤りがあった場合
フィナンシェポイントに変換されるタイミングは、売上金残高に計上された日から90日後となります。
※フィナンシェのヘルプサイト「4-3-2 売上金がポイントに変換されています」より引用
トークンを売った後の売上金でポイントを買う場合は、ポイント購入画面から「売上金でポイントを購入」というところから手続きできます。

ただ、上記のとおり出金のスケジュールが決まっていますので、注意していないとポイントで別なトークンを買おうと思っても、自動的に出金されてしまってまた手数料を払ってポイントを買う、なんてことになりかねません。
トークン売却後の出金時にかかる振込手数料

トークンを売った後、売上を日本円として自分の銀行口座に振り込んでもらうときには振込手数料がかかります。ヘルプには見つからなかったんですが、実際にやってみたらFiNANCiEから出金する際の銀行振込手数料は540円でした。
振込手数料は金額によって変わったり、銀行によって変わったりする可能性はあります。
まとめ
ということでフィナンシェでトークンを売買するとのまとめでした。多少前後するかもしれませんが、以下に箇条書きでまとめます。
- トークンはポイントで買う
- ポイントには有効期限がある(180日間)
- ポイントは換金できない(ポイント→トークン→売却で出金可)
- 買うときの手数料はトークン価格の10%ではないことに注意
- 注文が集中しているときは小さな単位で注文すると買いやすくなることがある
- 初期トークン販売で買ったトークンはロックアップで売れない期間がある
- ロックアップ解除で暴落の可能性もある
- 手数料は「ポイント購入時」「トークン購入時」「トークン売買時」「出金時」の4つのタイミングでかかる
- 出金先の銀行口座を登録しておかないとトークンを売った売上金は90日で自動的にポイントに変換される
- 出金の最低額は1000円、1000円未満は90日後にポイントへ強制変換
フィナンシェ初心者向けの全体的な内容はこちら。

フィナンシェのポイントについてもっと詳しく知りたい場合はこちら。

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